ペットを取り巻く環境。

最下部に、同カテゴリーの別の記事へのリンク貼ってます。


今日はゑびすの事、というより、最近読んだ記事などについて、私的に思う事と、フランスの現状について少々。
たまには真剣にこういう事考えてみる事も必要と思いますので、長く稚拙な文章ですが、ぜひ、お付き合いくださいませ。
そして、読んでくださった方も今一度現状について考えてみてください。

個人それぞれ考え方も違うし、捉え方もあるだろうし、感じ方もそれぞれ。

ただ、今日は少しフランスと日本のペットの置かれている環境について感じた事を書いてみます。

※写真は適当に最近のお散歩写真です。

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まず、先日こういう記事を読みました。

「日本と海外の動物法を徹底比較する」シンポジウムレポート

5回シリーズで長いですが、お時間あるかたぜひ目を通してみてくださいね。

この記事はdog actually 犬を感じるメディアブログと、いうサイトに出ていたものです。
このサイト自体、いろんな国の犬の話や現状、躾の話などイロイロ載っていてけっこう面白いですよ。


欧米諸国は日本に比べるとペットに関しては先進国と思われがちですが、実はフランスはヨーロッパの中では後進国だと私は思っています。

先進国なのはイギリスやドイツの事でしょうね。たぶん北欧とか北の国の方がその辺りしっかりしているように感じます。
ヨーロッパの全ての国の法律なんかを調べる事は、よっぽどの興味と時間がない限り無理ですけど、今回ちょっとフランスについても出来る範囲内で調べてみたんです。

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まず、驚いたのが、実は去年までフランスはペットの位置付けが「動産」扱いだったんです。
去年、民法の改正で長年活動されていた方たちの努力が実り、「動産」から「感覚ある生き物」と改訂すると決まりました。
これは民法上のもので、「自然保護に関する法律」や「農事法典」ではすでに「感覚ある生き物」扱いにはなってなっており、刑法では動物虐待は罪とされ最高懲役2年、罰金3万ユーロとなっていたのですが、一方の民法では「動産」扱いで家具などと同じで持ち主がどうしようと持ち主の勝手という、矛盾。
法律があってもうまく効力が発揮できない例のひとつでしょうね。

ちなみに日本ではまだ民法ではペットは「動産」扱いです。

でもこれもこれから少しずつ変わっていくのではないかと思います。
と、いうか変わっていかなければ行けない時期に来ていると思います。

「ペットは家族」という考え方が定着しつつあるので、みんなが少しずつ動けば時間はかかっても変わっていける問題だと思います。

とはいえ、日本ではまだまだペットも「ブーム」があって、流行りに任せてペットショップで売られているペットを簡単に買えるのも事実ですね。

家族というなら、感覚ある生き物をいうのであれば、「安易な購入」というのは本来なら考えられないない事でしょう。

ただ、まだ日本の風潮として、ペットは家族。でも、その家族がいるのはショーウインドの中でも疑問に感じないのが普通の感覚なのでしょう。
まぁ昔は(下手したら今でも違う意味で)、花魁さんとか格子越しに選んで買っていた文化がありますからね。
非難はできません。


フランスには日本のような生体販売がされているペットショップはほとんどありません。
少なくとも、私はショーウインドの向こうに売られているペットをフランスで見た事はないです。
(魚、鳥、うさぎやハムスター類はを除く。)
でも、旦那が小さい頃に初めて飼った犬はそういうところで買ったらしいので、あるところに行けばあるのでしょう。

まぁでも基本的にブリーダーさんとこから迎えるか、知人のところから貰い受けるというのが主じゃないでしょうか。

このブリーダーさんから迎えるというのも、例えば私たちはネットでブリーダーさんを調べて、そこから迎えましたが、旦那のいとこが飼っているミニポメは、ペットフェアという、大きな会場にいろんな犬種のブリーダーさんがペットを出展するという催し物で、見つけて購入したものです。
彼女はミニポメが欲しくて、それを求めてフェアに行ったので、一応衝動買いとかではないんですけど。

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さて、ボーダーの場合、知人の牧場から貰ったというのをよく聞きます。

逆に私たちがブリーダーさんを探してそこから購入したというと驚かれる事も。苦笑

まだまだフランスでのボーダーの地位は作業犬です。家庭犬という地位はまだあまり築けていないんじゃないでしょうか?
もちろん、うちのように家庭犬として飼われている方もいますが。

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そして、うちのブリーダーさんの場合。

先にも書きましたように、ネットで見つけたんですが。
このネットというのも、「アニマルドットコム」みたいな感じの大きなペットの売ります買います、譲りますといった掲示板的なサイトがあるんです。
友人がそういうサイトがある事を教えてくれ、そこを覗いた時に、ゑびすのお里のアナウンスを見て、電話してお里のHPを確認して、ゑびすを迎るという流れでした。

購入の際には、審査というほどではありませんが、ブリーダーさんから家庭環境などの確認があり、ボーダーコリーの性質等の説明があり、この犬種を飼育するのに適しているかどうか、再度確認がありました。
でもその時に特に病気等についての説明はなかったように思います。。。
もしかしたら、浮かれてて覚えてないとかフランス語が怪しくて聞き逃していたという事も十分考えられますが。苦笑

非常にボーダーを愛しておられるブリーダーさんで飼育環境もそう悪くはありませんでした。
が、今思えば、そこまでいいブリーダーさんなのかはちょっと疑問もありますが。。
その時はあまり気にしなかったんですけど、レアカラーの子が割と多い犬舎だったので。。
まぁもちろん、ちゃんとした知識の元、されていると思いますが。
けっこう長いブリーダー歴のところで、奥さんはベルギー人という犬舎でした。

でもちょっと残念だったのは、数年後にお邪魔させていただいた時に、ゑびすのことなど全く覚えてらっしゃらなかったことですね。。。苦笑
確かに女の子を多く扱ったところで、毎年多くの仔犬を扱ってらっしゃるのでいちいち全仔犬のことなど覚えてはいられないのかもしれないですけど。。

まぁ、お里に遊びに行ってみるというフランス人なんかいないだろうから、逆に不審に思われてたのかもしれないですけど。。苦笑


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さて、と、まぁフランスのペットの位置というのも、法的には実は日本とそう変わらないのですが、販売が直接というのもあり、日本で耳にするパピーミルのようなブリーダーさんはほとんどいないのではないでしょうか。

鶏が先か卵が先か。。。

安易に買う人がいるから、安易に作る人がいるのか。。
安易に売られているから、安易に買う人がいるのか。。。


どちらの問題に先に手をつけるべきなのか??

法的にやりやすいのは売る人を取り締まること。だと。

風潮では安易に買うのはナンセンスという雰囲気を作っていくこと。だと。

私は思います。

私たちに法律を変えるほどの力はなくとも、安易にペットを迎えることを良しとしない雰囲気を作っていくことはできるんじゃないでしょうか?



やはりなんだかんだと言っても、私個人もモノを作る仕事をしていますし、例えビジネスとしても良くないものを作り、売るというのに賛同はできません。

自分の仕事に誇りを持ち、自分が作り上げたものに愛情を持って欲しいです。

みんなですね、心を失ってはいけないのですよ。

一人一人がそういう思いだと、ペットの遺伝病なども無くなっていくんだと思います。

単純なことなんですけど、それがまたそう簡単な話ではないという。。。
シンプルな事ほど難しいとは良く言ったものです。


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実は、こういうことを改めて考えるきっかけをくれたのは、ボーダーコリー Anonちゃんです。
もしかしたら、ちょっとは耳にされたこともある方もいっらっしゃるかもしれませんが。

彼女は運悪く、良からぬ思いでブリーディングされている犬舎で生まれ、運悪くNCLというボーダーコリーの遺伝病を発症してしまったボーダーです。
本来、この病気が発症してしまうとかなり短い期間で命を落とします。
が、Anonちゃんは発症してからもう10ヶ月もがんばっているのです。

正直これに関しても賛否両論あるかと思います。

犬には安楽死という飼い主の選択肢がありますからね。自然死か安楽死か。。。

が、その話は今は、置いておいて。
遺伝病はキャリア犬を繁殖に使わなければなくなることなんです。
単純なことなんです。
命を扱う仕事として、これをしてしまうブリーダーさんはやはり、私はどうかと思います。

そして、知って欲しい。

どんな病気なのか。どれだけ苦しい思いをみんながするのか。

そして、みんなにも考えて欲しい。
他人事ではなく、もしかしたら、ちょっとした違いでその病気もしくは別の遺伝病に、我が愛犬がなっていたかもしれないという事実。
親身になって、もしかしたら、これは我が愛犬の姿かもしれないし、将来迎える愛犬の姿なのかもしれない。

と、いうか発症はしてなくともキャリア犬である可能性は無きにしも非ずです。

遺伝病を無くすために個人でできることってなんでしょう?

もちろん問題はこれだけではありませんが、今回はこういう話。

いまひとつ、いろんな問題について、まずは考えてみるということが、まず最初に私たちができることかなと思います。

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なんだかうまく纏められませんでしたが、ほかにも保護犬の問題とか、ペットではなく家畜の問題なんかについても、もっともっと考えてみたいと思っていますので、これからもたまにこういう記事、書いてみていこうかな〜と思ってます。

あくまでも個人のブログで個人の考えについて書いてみたものです。
最初にも書いてますけど、個人個人それぞれ考えがおありでしょうから、私の考えがいいとか悪いとかそういうことではなく、個人がそれぞれの意見をちゃんと持てるように考えるきっかけになればいいなと思っています。

そしてこれはディベートするとしたら、私はこう思うというお話の一部公開ということで。苦笑
ここでディベートはしませんので悪しからず。

まぁ元は発信するブログではなく、個人記録に近い形のブログですので、最近私が思うことの記録として。。。

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東京都昭島市のペットショップ パピオン

選択肢

業者規制制度と虐待防止制度。

もの寂しい朝。

ペットを売らないペットショップ。
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非公開コメント

ありがとうございます。

はじめてコメントさせて頂きます。

遺伝病の事、ペットを取り巻くフランスでの状況。
とても解りやすくまとめていただきありがとうございます。

ウチのAnonの事も取り上げて頂き感謝します。
日本では毎年のようにNCLで亡くなるボーダーが出ています。
毎回、その時だけは何処の犬舎?うちの子の血統は大丈夫?と
なるみたいですが、数ヶ月もすると忘れられています・・。

繁殖者の意識で無くせる遺伝病が続いています、今はまだ飼う側が
慎重に考えなければいけないようです。

No title

ひぃさま>
拙い記事ですが読んでくださり、さらにコメントまでありがとうございます。
私たちの力ではどうにでもできない大きな力というのもありますが、こういう直接私たちが関われる問題はやはり無視してはいけないと改めて思いました。
たくさんの人に関心を持っていただきたいですね。



プロフィール

ゆみ。

Author:ゆみ。
フランスのド田舎生活満喫中。
この度、念願のボーダーコリー♂を我が家に迎えることになりました。実家に犬はいたけど、自分で育てるのは初めて。
嬉しい反面不安も一杯。
とにかく、楽しく明るく、丈夫に育てていこうと思います!!

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